羅生門 下 人 その後。 (先生の現代文授業ノート)芥川龍之介「羅生門」

」 「これぞ小説だね。 下人はこの後もそうやって生きていく心積もりで居た。 この死を早めてしまう原因が、苦しくても前向きに生きようという考えではなく、他人から盗みを働いて生きていこうというマイナス的な考えを持ったことに原因があると考えられます。 「老婆のへりくつ」にあなたが納得できないなら、下人が衣服を奪って逃げたことを「気の迷い」だったってことにしてあげて、あとで反省して、衣服を返そうを羅生門に戻ってくる、なんてお話にできます。 老婆の言い分にも うなずけるものがありますね。 これは 食べられる数ではなく、食用になれない身体の弱い個体を 廃棄する数です。 衣服を返してもらった老婆が姿を仏かなにかに変えて、下人を救ってやると、日本昔話的な、あるいは宗教話的なハッピーエンドにできます。
ともかく今日の寝床を確保しようと羅生門の楼の上に出るが、人のいないと思っていた楼の上には火がついていて、どうやら 人がいるようである。 この作品中の「下人」は仕事を失い餓死するか、生きるためには悪事を働く以外ないと考えている。 あなたはまだ若いのだから』あの人はそう言って、俺を庇ったばかりに… あの人はまだ生きていなくてはいけなかったのに…死んだんだ。 下人は、既に、雨を冒して、京都の町へ、強盗を働きに急ぎつゝあつた。 」 強盗は唇をかみ締める。 自分で考えたものをそのまま書いてみることをおすすめします。 「3年前、ここらで火事…放火が起こったのは知っているか」 下人は首を振る。 単に「雨が降っている」ことだけを言いたいのならば、こんな風に回りくどい言い方はしません。 あの事件の影響だ。 この『羅生門』も例に漏れず、「下人の行方を想像して書きなさい」という設問は多いようです。
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